ブラシの基本
僕自身が全体を通してよく使うブラシは以下の通り
・Standard
・ClayBuildup
・Move
・Dam_Standard⭐︎
・hPolish⭐︎
大まかに盛るときはClayBuildupを使い、表面の細かい表現はStandardを使う。
形状そのものを変える時にMoveを使う。
<よく使う便利な追加ブラシ>
Dam_Standardは筋彫りに最適。基本Zsubなので、Zaddにすると比較的鋭角に隆起するのでソリッド系ヘアなどにも使える。
hPolishは平面を出す時や間違って隆起させた部分を修正する時に使う。
基本的な機能 ・ブラシは、見た目2つの重なった円で構成されている。 外側の円をDraw Sizeという。
中心からこのDraw Sizeの円へ向けてブラシの影響度合いが小さくなる。
内側の円をFocal Shiftという。
ブラシの影響力が最も強いエリアになる。
このDraw SizeとFocal Shiftの円の間の間隔を調整する事でブラシの輪郭にエッジを出したり、輪郭をボカシて、柔らかく仕上げていくことも出来る。
またZ Intensityという深さと強さをコントロールする機能もある。 そしてさらにペンタブレットのペンの圧力センサーの組み合わせで様々な表現が可能になる。 (ブラシそのもの特殊な機能を有するものあるので、上記の組合せに+する場合も沢山ある。)
・SキーでDraw Size(いわゆるブラシサイズ事)を変更 またFocal Shiftをコントロールする事で、より細かい形状に仕上げる事もできる。
この項目内に「Dynamic」という文字書かれており、Shiftキーを押しながらクリックすることでオンオフできる。
このDynamicは通常オンになっていて、オフにするとオブジェクトとブラシと拡大縮小の関係性が変わる。
Dynamicオン
拡大縮小に関係なくブラシサイズはオブジェクトに対して一定サイズを保つ。
(*刃物を変えなければ刃物のサイズは変わらないように出来ている。2Dソフトのブラシと同じ考え。)
Dynamicオフ
ブラシサイズ画面上で常に変わらないので、拡大に応じてブラシのサイズが変わるので拡大するほど細かい仕上げ可能
(*拡大縮小に応じてブラシサイズが自動的に変わる感じだ)
・スペースキーでもブラシサイズを変更出来る。
Sキーだけと違って、ブラシの深さやブラシの影響度合い等の詳細を変更する事が出来る。
・Shiftキーを押しながらで、表面を滑らかにするSmoothブラシになり切替の必要は無い。
・optionを押しながらで、削りながらの編集が出来る。 直、メニュー下のボタン「Zadd」が盛るほうで「Zsub」が削ったりする切替になっている。
・大まかな形状を変更する際にMoveを使う。
Moveに関してはへこませることも出来るのでoptionキーを使う必要は無い。
ただし滑らかにするShiftキーは使う事はある。
<捕捉>
【非常に細かい表現】
・ブラシの使い方をあまりよく知らなかった頃、非常に小さい部分や本当に細かい箇所を仕上げるのに凄く困っていた事があった。
それはDraw Sizeでズームツールやビューによる拡大などをしてもブラシ大きさも同様に拡大されるので、例えば「まぶたの二重」や「唇の細かい縦ジワ」などを描く事がどうしても出来なかった事だ。
そしてたどり着いたのがこの「Focal Shift」の調節だ。
このFocal Shiftの円の直径を小さくすることで細かい細部の仕上げも出来る様になった。
もちろんDraw Sizeとの組合せも大事な要素なので、Focal Shiftの調節だけで上手く行くわけではない。
【ペンタブのペン】
・ネットでいろいろ調べていて、あまり触れていなかったのがペンタブレットのペンの使い方だ。
グラフィックソフトでペンタブを使うのと同様に、この圧力センサーの感覚は、自身で思う様にZBrushで作成する為に、絶対に必要な要素だ。
ハッキリ言ってしまうと「慣れ」の一言につきる感じはする。
しかし自分自身でちょっとした切っ掛けになった事を覚え書きとして書いておく...
作業中にやっているのは、目に見えるDraw SizeやFocal Shiftに頼るよだけでなく、手による圧力感覚を掴むため、思いっきり強く圧力をかけながら描いてみたり、凄く弱い力でPolymeshをなでる様な感じ(2Dグラフィックソフトでいうところの、水彩タッチで何度も薄ら重ね塗りをしている様な感覚)をかなり意識しながら使っていくと、比較的自分の思う通りの形状の作成が可能になる様だ。
(*あくまで僕自身の個人的な感じた事であって、もちろん誰しもに当てはまる方法だとは思わない。)